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CBN(カンナビノール)とは?効果やCBDとの違いも解説!

CBN(カンナビノール)とは?効果やCBDとの違いも解説!

「CBD」の次に注目を集めているカンナビノイドのひとつ、『CBN』。 “CBNといえば眠り” というイメージとともに認知されるこの麻由来成分は、どのような特徴を持っているのでしょう?

CBDとの違い、期待されている効果、使用にあたっての注意点、製品の選び方など、CBNを使い始める前に知っておきたい情報をまとめてご紹介します。

CBNとは?

CBNとは?

CBN(カンナビノール)は、植物の麻に含まれる「カンナビノイド」と呼ばれる天然成分の一つ。
ビタミンにA、B、Cなど種類があるように、カンナビノイドには、有名な「CBD」をはじめ100を超える種類があります。

CBNはそのひとつで、主に成熟した麻からわずかに採れる希少なカンナビノイドです。
「THC」というまた別のカンナビノイドが、空気と光にさらされて分解されることで生まれます。

THCは精神活性作用があるため日本では規制されていますが、
CBNはTHCと異なり日本でも合法的に使用でき、依存性などの危険もありません。

成分についてもう少し詳しく見てみましょう。

CBNの希少性

CBNの希少性

1%未満しか採れない?希少カンナビノイド

CBNは採れる量が少ないことから
「希少カンナビノイド」と呼ばれています。
どのくらい希少なのかというと、自然状態の麻に含まれる量が
1%未満(一般的には0.1%未満)と、かなり低い割合。

CBDは含有量が高い品種であれば20%に達する場合もあることを鑑みると、CBNの希少さが際立ちますね。
この理由は “麻の成長にともなってカンナビノイドも変化していく” ことにあります。

CBNが生まれるまで

先ほど “THCが空気と光にさらされて分解されることでCBNが生まれる” と述べました。

つまり、CBNになる前はTHCという別のカンナビノイドであるわけですが、実はそのTHCもまた別のカンナビノイドが変化して生まれるものなのです。

麻が成長するにつれ、空気・光・熱など様々な要因により、
麻に含まれるカンナビノイドも変化していく
のです。

CBNは、こうしたカンナビノイドの変化を繰り返してようやく
成熟した麻にわずかに現れるため「希少」
なのです。

CBNとCBDの違い

CBNとCBDは、麻に含まれる量が違うだけでなく、体内での作用の仕方、そして発現し得る効果も異なります。

CBNやCBDといったカンナビノイドは、わたしたちが持つECS(エンドカンナビノイドシステム)を通して体に良い働きかけをすることで知られています。

ECSはわたしたちの体にある、カンナビノイドを受け取り、心身の恒常性を整える機能のことです。

体内に分布する、カンナビノイドを受け取るための「カンナビノイド受容体」には二つの種類(CB1とCB2)があり、それぞれ神経伝達、免疫応答、炎症反応など、多くの生理機能に影響を与えます。

ECS(エンドカンナビノイドシステム)

CBNとCBDは、この二種類のカンナビノイド受容体に対しそれぞれ違った作用をするので、心身に与える影響も自ずと違うものになるのです。

では、CBNがわたしたちの心身にもたらす影響について、具体的に見ていきましょう。

CBNに期待できる効果

CBNに期待できる効果

CBNに関する研究は途上段階ですが、
主に「睡眠補助」「痛み緩和」「神経保護」「食欲増進」などに役立つことが様々な研究で示されています。

= 睡眠補助 =

2.5~5mgのCBNがもたらす鎮静作用は、睡眠導入や不安緩和といった目的で服用される「ジアゼパム」5~10mgと同等という検証結果が話題になったことがあります。
この研究によって、CBNには “不眠症改善” “不安解消” といった効果があるというイメージが浸透したのかもしれません。
ただし、この実験は大規模なものではなく、CBNの鎮静メカニズムは未だ完全には解明されていません。

= 痛み緩和 =

マウスを対象にした実験で、CBNが筋肉痛や関節痛を緩和することが示されました。
また、その効果はCBNとCBDを一緒に摂取した場合、より発揮されると報告されています。

= 神経保護 =

CBNがマウスの筋萎縮性側索硬化症(ALS)の発症を遅らせるという実験結果があります。
ALSは、主に神経に障害をきたすことによる疾患であるため、CBNが神経保護の作用を持つことが示されました。
さらなる研究が、辛い思いをしている多くの人を救うことに繋がる可能性もあるでしょう。

= 食欲増進 =

CBNは食欲の増進を促すとも言われており、病気の治療や精神的ストレスに伴う食欲減退の解決を期待して個人的に使用されることも多い成分です。
これはCBNになる前のTHCが持つ特徴としても知られており、 THCのような精神活性作用なく食欲増進作用が得られるのであれば、 “食べられない” または “食べたくならない” という悩みを持つ人にとっての便益になり得ます。

= その他の効果 =

CBNの効果については他にも、多くの人にとっての救いになる可能性が示されています。下記はその例です。

- 緑内障の進行に寄与するいくつかの因子を改善する(眼圧の調整を含む)という研究結果があります。

- 抗菌特性があり、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)や結核菌といった耐性菌に有効であることが研究で示され、有能な抗生物質としての活用が期待されています。

- CBNが骨芽細胞(新しい骨を形成する細胞)の増殖を促進し、骨の再生と修復を助けるという研究結果があります。骨粗しょう症治療におけるCBNの有効性を調査した研究でも、CBNが骨密度の低下を防ぎ、骨の強度を維持するのに役立つ可能性が示され、骨の健康や生成にプラスの影響を与えるのではないかと考えられる根拠となっています。

CBNの効果的な摂り方

CBNは摂り方によって効果や吸収率が変わる可能性があるため、自分の目的や好みに沿った摂り方をすることが大切です。代表的な例を挙げていくので、参考になさってみてください。

CBNの摂り方

♢オイルを舌下に垂らす

CBNを含有するオイルを舌下(下の歯の内側)に滴下し、飲み込まずに浸透させます。粘膜からそのまま吸収され、分解・代謝を受けないため、体内に作用するまでの時間が非常に早いという利点があります。速やかかつ体に負担なく効果が得られる方法と言えます。

♢食べる/飲む

CBNオイルの味が苦手な場合には飲食物に混ぜても服用できます。消化管での吸収は粘膜からと違って代謝の影響を受けるため吸収率は下がりますが、それでも体感は可能です。食事の影響もありますが、一般的には摂取して数分~数十分程度で効果を感じられると言われています。
CBN入りクッキーやグミも市販されていますし、ハーブティーなどにオイルを垂らすのもおすすめです。

♢加熱して吸う

CBNの入った “リキッド” と呼ばれる液体を ”ベイプ” という器具で加熱し、発生した蒸気を吸い込んで肺から吸収する方法です。吸収率が高く、即効性があります。フレーバー付きの製品もあるので、好みのものがあれば、タバコの禁煙サポートなどにも役立つかもしれません。

♢他のカンナビノイドやテルペンと一緒に摂る

CBNは、麻に含まれる他の成分とあわせて摂取した方がより効果を発揮すると考えられています。各カンナビノイド/テルペンの特徴を知り、目的に合ったブレンドで摂取してみるのも良いですよ。

♢深呼吸する

CBNを摂取する際に、成分を全身に行き渡らせるイメージで深く呼吸をすることもおすすめです。実際に深呼吸は血液循環や副交感神経活性化を促すので、体感を増す助けになると考えられます。

CBNの使用にあたって気をつけたいこと

CBNの使用にあたって気をつけたいこと

CBNに特筆すべき副作用があるかは今のところ分かっていませんが、使用にあたっていくつか気をつけるべき点はあります。

CBNを摂取するタイミング

CBNは「睡眠導入」「不安緩和」を目的に使用されることが多く、リラックス向きのカンナビノイドと言えます。

夜寝る前や緊張を和らげたい時、休日ののんびり時間、自然の中でキャンプする際などにぴったりで、ストレッチや瞑想に活用している人も少なくありません。

一方で、運転前、精密機械の操作前、テキパキ動かなければいけない時や、どうしても済まさなければいけないタスクがある時などは使用を控えた方が良いでしょう

また、他の鎮静剤や睡眠薬を使用している時は、似た働きを持つ成分同士の相互作用によってリラックスし過ぎてしまう恐れがあるため、併用は避けてください。

CBNの用法・用量

カンナビノイドの適量は人によって違うため、少ない量から試し様子を見ながら、自分の体質やライフスタイル、目的に合った使い方を見つけましょう。
体感が得られるまでの時間にも個人差があるため、一度に多くの量を摂取することはおすすめしません。

また、ベイプて吸引する場合も大量に吸い込むと酸欠状態になる恐れもあるため、くれぐれも “少量から” を心掛けるようしてください。

CBNの保存方法

CBNは、製品の保存方法によって、成分としての “持ち” が少なからず影響を受けます。そのため、保管にあたっては次の三点を意識すると良いでしょう。

1.蓋で密閉する ⇨ 【酸化を防ぐ】
2.常温または冷蔵庫で保管する ⇨ 【熱による変性を防ぐ】
3.直射日光が当たらないようにする ⇨ 【紫外線による変性を防ぐ】

♢プロスポーツ選手の場合

CBD以外のカンナビノイドは、CBNを含め、現時点(2024.6.30)でWADA(世界アンチドーピング機構)のドーピング規制対象から除外されていないため、公式戦などを控えたアスリートは使用できません。

♢水分補給

MONADETがCBN使用者の協力を得て行ったアンケートでは “CBNを摂取すると喉が渇きやすい” というコメントが複数件ありました。
これは「ドライマウス」として一般的に知られる作用で、CBNを摂取する際には適度な水分補給をしておくことを推奨しています。

CBN製品の選び方

CBN製品の選び方

CBNの取り入れ方には、CBNが配合された食用オイルの経口摂取、ベイプ器具での加熱吸煙などがあります。
健康のために体内に入れるものですから、品質やメーカーのこだわりに注目して、自分にとってベストな製品を選びましょう。

CBNそのものの質

使用されているCBN原料の品質をチェックしましょう。一般的な食物と同じく、産地や製法による違いがあります。
2024年現在、CBN原料の国内生産は実質的に不可能なため、国内製造の製品に含まれるCBNも全て輸入原料となっています。まずは製品に関する説明をよく参照しましょう。

詳しくチェックしたい場合は、 “COA” と呼ばれる成分分析表をメーカーから取り寄せることで、CBNの純度や、THCの混入がないことを確認できます。
また、食品衛生法に基づいて提出される “食品等輸入届出書” を見れば、そのCBN製品が「食品」として輸入されているものかを知ることができます。食品として輸入されたものであれば、産地、製法、放射線不使用であることなどを日本の厚生労働省が確認しているため、品質や安全性において一定の基準を満たしたものであると考えることができます。

CBN以外の原料

CBN以外に配合されている原料の違いは、体感までのスピード、期待できる効果、味、香りなどの違いに繋がります。
また、アレルギーや持病のある方は、摂取を避けた方が良い成分が含まれていないことを確認しましょう。

CBNの濃度

目的の量のCBNを摂取するために、製品に含まれるCBNの濃度をチェックしましょう。少ない量で効率的にCBNを取り入れたい人には、高濃度の製品がおすすめです。油分が苦手な人や、ベイプで沢山煙を吸い込みたくない人にも、高濃度製品が向いています。
また、血中濃度の高まるスピードは体感に関係するため、同じCBN含有量でも濃度の高い製品の方が体感があると言われています。

ブロードスペクトラム

先ほど述べたようにCBNは、麻に含まれる他の成分とあわせて摂取した方が、より効果を発揮するという特徴を持つと考えられています。
これは「アントラージュ効果」と呼ばれる相乗効果で、この効果を期待するのであれば「ブロードスペクトラムCBN」という、 麻に含まれるミネラルやテルペン、CBN以外のカンナビノイドをあわせもったCBNがおすすめです。

もちろん純粋なCBNである「CBNアイソレート」を使った製品でも、CBDなど他のカンナビノイドと合わせて摂取することで、より高い効果を得ることが期待できるでしょう。

まとめ: CBNとその効果とは?

以上のように、CBN(カンナビノール)とは麻から採れるカンナビノイド成分の一種で、収穫量がとても希少なもの。
鎮静効果を示す研究結果などから、主に “眠り” に関連する成分として知られていますが、実際には睡眠改善以外の働きもあることが実証されており、これからの活用が期待されています。

CBNは日本でも一般的に使用されており、依存性などの危険はなく、自分に合った量と使い方が掴めれば、心身の健康維持に役立ってくれる可能性を十分に秘めています。

ただし、まだまだ研究途上のCBNは “これからの成分” と言えるでしょう。本記事では、CBNに対する理解を深めていただくために様々な研究結果を掲載していますが、その効果は医薬品のように十分に保証されたものではありません。
使い始めようという方は、なるべく品質の良いものを少量から試してみることをおすすめします。

CBNに関する新しい情報などが分かり次第、また随時発信していきたいと思います。

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